2014年9月22日月曜日

トチの実を拾って笛を作る。。


9/9
トチの実は秋というイメージがあったけど、
8月末から落ち始めると聞いてちょっと意外。。

たしかに、もう終わりがけかな・・という感じでした。

赤松小学校そばのトチノキ並木。
九州人にはあまり馴染みのない木かもしれませんが、
佐賀ではこの本丸通りで見ることができます(^-^)v

この雄大さ、街路樹とは思えない!

でも、もともとはクルミのように沢沿いの、
水が豊かなところが好きなはず・・・
この日は気温が30度を越えてたこともあって、
ぐったり気味のご様子。

そもそも九州の温暖な気候だと、
この大きな葉っぱはマイナス要因だろうなぁ。


落ちたての実はつやつや黒光りしていてキレイ☆
これが、だんだん茶色っぽくて
デコボコした感じになっていく。(写真左側)

トチノキは、マロニエ(セイヨウトチノキ)とは別種。
マロニエには実の殻にトゲトゲがある。

トゲに守られても、渋味を強くしても、
それでもいろんなやつら(動物たち)に狙われるトチの実・・・
その秘密は丸っこくてかわいいフォルムにある・・・!?o(^-^)o

トチの実の殻には黄褐色のつぶつぶ模様があるので、
もしかしたら、もともとトチノキにもトゲがあったのかも・・・?
なーんてね。

せっかくなので、トチの実笛を作ってみました。
小1時間ひたすら中をシャリシャリくり抜く・・・
キリ1本で作業したけど、危ないので子ども向けじゃないかも。
ふつう道具は何を使うのかなー?

1個目は、キリが突き抜けて失敗・・・
2個目は、いい感じにできたのに音がかすれた感じに・・・(´Д`;)
穴が大きすぎるのか、吹き方がイマイチなのか~?

さすがに3個目はちょっとしんどいかも。。
でも日が経つと中身がかたくなってほじられないし・・・(・ω・)
また来年かな~♪
 

2014年9月11日木曜日

小城の八丁ダムできのこ観察会♪



9/7
今年2回目の観察会は、小城の八丁ダム周辺(八丁グリーンパーク)。

ようやく夏の長雨も終わったみたいで、 ジリジリと焼けつくような暑さ。
通り雨には遭ったものの、森の中で気持ち良く観察できました。

ツルタケ

ズキンタケ

大きさはこのくらい。
傘はちょっと黄緑色。図鑑ではもっと緑が濃い。

ツチグリ(開く前)
あのヒトデみたいなかわいいきのこ。開く前はわからん~(>_<)
中にはホコリみたいな茶色い胞子がぎっしり詰まっていました。

モミジタケ
もうパッサパサで臭いもしなかった。


コカブイヌシメジ?
これももうパッサパサ。リング状にたくさん生えてた。
鑑定会では同定できなかった。

アセタケ属sp.

シロオニタケ
でかっ!!これで傘が開いたらかなり存在感ありそう。

スッポンタケ(幼菌)
このプニプニ感がたまらない(*^-^*)
手前のやつは、ひび割れてて今にも出てきそう!

ヒメカバイロタケ

カワムラフウセンタケ
ちょっと妖しげな紫色のきのこ。
ムラサキフウセンタケは、傘の表面がでこぼこ?ゴツゴツ?
しているので、それで見分けるのだとか。


今回は、36種類のきのこを観察できました。
下見のときにたくさん生えていたというナラタケモドキは
真っ黒になった柄が少し残っているだけでした(/-_-)/

アカハライモリちゃんもいました♪
カナヘビもカサコソ…ヘビの子どももニョロニョロ…
森はにぎやかでした^^

スズメバチの巣・・・(土の中!!)
写真ではブレてますが、盛んに出入りしていました((((;°Д°)))

冬になるまではマムシにも注意せんばですね。


今日はチビ助を家に置いてきたので身軽だったー^^;
思う存分歩けたし、ゆっくり鑑定にも参加できたし。

イグチ系のきのこも減ってきて、だんだん秋に近づいている感じがします。
 

2014年9月10日水曜日

藍の生葉染め!


9/6
北山森クラブの草木染め体験に参加。
講師はKAWA工房の川副さん。一年ぶりの再会(^-^)/

生葉染めは火を使わないから簡単だし、
子どもさんでも安全に楽しめるところがいいですね。

作業工程の写真をちゃんと撮っておけばよかったのですが…
抜けてるところは昨年の写真を使いました。
ぁ~。。マメな人間になりたい^^;

これが原料のタデアイ。
今年はピンクの花!(去年は白だった)
雑草でお馴染みイヌタデと同じタデ科の植物。
もちろん、イヌタデからは藍色は出てこない。
見かけは似てるのに…(・ω・)

 1. 葉っぱをむしる。

2. 葉っぱを洗う。(写真は去年の)

3. ミキサーで青汁ジュースにする。
 →洗濯ネットでこしたものが染液になる。(+消石灰など)

4. 大豆や貝殻、割り箸などで布に模様を作って、
 水につけておく。(10分くらい)→しぼる。

5. 布を染液に浸す。(写真は去年の)

6. 染液から取り出し、しばらく(10~15分?)新聞紙の上に置いて酸化させる。

 7. 石けんでよく洗って~陰干ししたら完成!!

いちばん右の、丈の短いのが自分のです。
おいしそ~なアキグミに見とれているあいだ
ほったらかしてたらムラだらけに・・・(T_T)


緑色の青汁ジュースから、こんなきれいな藍色が出てくるなんて…☆
何度見ても不思議です。。

今年は雨が多くて、あまり染まらなかった人も・・・。
葉っぱが藍色の色素をつくるには、お日様パワーが必要みたい。

タデアイは育てるのは簡単みたいなので
庭で栽培して、家でもできたらいいなー♪
(去年もおんなじこと言ってたかも^^;)
 

2014年9月2日火曜日

森の案内人~話の種になる種子(タネ)の話


8/30
北山森クラブの森の案内人養成講習会。
テーマは「種子(タネ)」。
講師は、長崎の森林インストラクター 脇山桃子さん。

上の写真は、ラワン、アルソミトラ、シンジュのタネの模型。
発砲スチロールをうす~く切るんだそうですが…
先生、本当にタネが好きなんだなー(*^-^*)

ラワンの翼は、5枚のがく片のうち2枚が発達したもの。
5枚だからこそ、2枚の羽根にズレが生じてクルクル回る。

アルソミトラの翼は左右対称じゃないから旋回する。
グライダーでゆ~っくり旋回してる間に
上昇気流をつかまえられたらもっと遠くまで飛べる!

シンジュの翼は、キャンディの包み紙みたいに端っこがちょっとねじれている。
左右に空気が入ってるから、階段を下るようにコロコロ転がる。


カラスムギのタネは、禾(のぎ)の黒いところがコヨリみたいになっていて
水にぬれると、そのコヨリが真っ直ぐになろうとしてクルクル回る!
これで、ネジみたいにグリグリと土の中に入っていく∑(゚Д゚)


初めて手にとったオキナワウラジロガシのどんぐりーーー!!!!!
やっぱりハカマ(ぼうし)がシマシマでこの大きさっていうのがっ…!!!


これも初めて!ジャイアントセコイアの松ぼっくりーー!!!
このずっしり感!!!

世界一の樹高は113m!(現在も成長中!!)
脇山先生は実際にアメリカへ見に行かれたそうで
自分がアリんこになった気分だと言われていました。

鉛筆の芯の先くらいの、ちっちゃいタネがこんななるなんて…
やっぱりタネってすごい(・◇・)


植物の子孫を増やす工夫、タネの巧みなデザインに
改めて心奪われた一日でした♪